医師臨床研修プログラムの目的と特徴
当院における医師臨床研修プログラムの目的は、医師としての基本的姿勢、倫理、使命感、人類愛を養成すると共に、全ての臨床医に求められる基本的医学知識と技術を習得させることにあります。
当院の研修環境としての特徴は、400床の規模からは考えられない豊富な急性期の症例数、救急医療の充実、大病院に比肩する医療設備・検査設備、さらに充実した教育設備です。また臨床の全ての専門科を備え、地域の最終的な総合病院としての使命を果たしています。
プログラムの特徴として、豊富な症例と共に密度の濃い指導を目指していること、選択科目としてほとんどの臨床科の選択が可能であり、研修医の多様な希望に応えられること、中規模病院の特徴を生かして、各診療科間の円滑な連携のもとにチーム医療を実践できること、などが挙げられます。 自学自習の気概にあふれた若き医師にとって、好適な研修環境を提供できると自負しています。
基本理念
医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、日常診療で頻繁に関わる疾病等に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を身につけることを目的としています。
基本方針
(1)指導医は質の高い教育を提供するよう努力し、研修医は研鑚を積み、これに応える。
(2)研修医は幅広い分野のプライマリ・ケアを学ぶことを主眼とし、診療参加型の研修を行う。
(3)研修医は自ら考え行動し、自学・自習の姿勢と能力を涵養するよう努力し、指導医はこれを援助する。
(4)高度医療に触れる経験や講義及び講演などにより、将来の進む道を考える機会を提供する。
(5)全職員が指導する姿勢を持ち、研修医も全ての人から学ぶ姿勢を持ち、チーム医療の真髄を理解する。
(6)第三者による評価を受け、検証を行うことにより、臨床研修病院としての更なる質の向上に努める。
指導医リスト
分野 |
研修指導者氏名 |
所属等 |
内科(代謝・内分泌内科) |
花岡 郁子 |
市立岸和田市民病院 |
内科(血液内科) |
井上 宏昭 |
市立岸和田市民病院 |
内科(リウマチ・膠原病内科) |
李 進海 |
市立岸和田市民病院 |
内科(消化器内科) |
髙谷 晴夫 |
市立岸和田市民病院 |
内科(消化器内科) |
宮島 真治 |
市立岸和田市民病院 |
内科(消化器内科) |
山東 剛裕 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器内科) |
髙橋 憲一 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器内科) |
岩嶋 大介 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器内科) |
古郷 摩利子 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器外科) |
横見瀬 裕保 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器外科) |
松本 和也 |
市立岸和田市民病院 |
内科(呼吸器外科) |
今村 直人 |
市立岸和田市民病院 |
内科(緩和ケア内科) |
川島 正裕 |
市立岸和田市民病院 |
内科(循環器内科) |
塩路 圭介 |
市立岸和田市民病院 |
外科(外科・消化器外科) |
宇山 直樹 |
市立岸和田市民病院 |
外科(脳神経外科) |
川上 理 |
市立岸和田市民病院 |
外科(脳神経外科) |
川端 康弘 |
市立岸和田市民病院 |
救急(救急科) |
芝 誠次 |
市立岸和田市民病院 |
救急(救急科) |
北山 淳一 |
市立岸和田市民病院 |
救急(消化器内科) |
福永 豊和 |
市立岸和田市民病院 |
産婦人科 |
松本 佳也 |
市立岸和田市民病院 |
産婦人科 |
中川 倫子 |
市立岸和田市民病院 |
小児科 |
川﨑 英史 |
市立岸和田市民病院 |
小児科 |
井手 見名子 |
市立岸和田市民病院 |
小児科 |
黒川 智子 |
市立岸和田市民病院 |
麻酔科 |
谷本 圭司 |
市立岸和田市民病院 |
泌尿器科 |
児玉 芳季 |
市立岸和田市民病院 |
病理診断科 |
飯塚 徳重 |
市立岸和田市民病院 |
乳腺外科 |
吉村 吾郎 |
市立岸和田市民病院 |
心臓血管外科 |
尾上 雅彦 |
市立岸和田市民病院 |
放射線科 |
藤澤 一朗 |
市立岸和田市民病院 |
形成外科 |
竹本 剛司 |
市立岸和田市民病院 |
救急科 |
烏野 隆博 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
小林 俊司 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
神移 佳 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
松岡 哲也 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
中尾 彰太 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
成田 麻衣子 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
福間 博 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
臼井 亮介 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
福島 大 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
山田 貴大 |
りんくう総合医療センター |
救急科 |
溝端 康光 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
救急科 |
西村 哲郎 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
救急科 |
内田 健一郎 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
救急科 |
岡畠 祥憲 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
救急科 |
芳竹 宏幸 |
大阪公立大学医学部附属病院 |
救急科 |
宮下 昌大 |
大阪市立大学医学部附属病院 |
救急科 |
佐尾山 裕生 |
大阪市立大学医学部附属病院 |
地域 |
脇田 重明 |
藤井病院 |
地域 |
堀越 正智 |
藤井病院 |
地域 |
山内 孝哲 |
和田病院 |
地域 |
原田 富嘉 |
天の川病院 |
精神 |
高瀬 勝教 |
木島病院 |
精神 |
西村 隆宏 |
木島病院 |
精神 |
永野 龍司 |
七山病院 |
精神 |
本多 義治 |
七山病院 |
精神 |
本多 秀治 |
七山病院 |
精神 |
高橋 弘幸 |
七山病院 |
精神 |
九鬼 一隆 |
七山病院 |
研修プログラム
年間研修予定(令和6年度予定)
|
30週間 |
7週間 |
8週間 |
4週間 |
1年次 |
内科【必修科目】
(循環器内・消化器内・呼吸器内・代謝・内分泌内・緩和ケア・血液・腫瘍・リウマチ・膠原病内科) |
外科【必修科目】
(外科・脳神経外科) |
救急科
【必修科目】 |
麻酔科
【当院で定めた必修科目】 |
|
4週間 |
4週間 |
4週間 |
4週間 |
4週間 |
4週間 |
26週間 |
2年次 |
救急科
【必修科目】 |
小児科
(一般外来)
【必修科目】 |
産婦人科
【必修科目】 |
麻酔科
【当院で定めた必修科目】 |
地域医療
【必修分野】※1 |
精神科
【必修科目】※1
| 選択科目※2 |
※1 協力病院に出向く
※2 上記の診療科(地域医療を除く)、および心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、形成外科、放射線科、放射線治療科、病理診断科、皮膚科、整形外科、眼科より選択
研修医教育に関する行事
- ・モーニングレクチャー(毎週木曜日午前8時から8時45分)
各診療科医師による初療に必要な知識の講義
- ・内科系レクチャー(月1回)
各専門医による内科系領域別先端医療のレクチャー
- ・外科系レクチャー(月1回)
各専門医による外科系領域別先端医療のレクチャー
- ・各科医師による症例あるいは臨床研究発表会
- ・全体研修会
(院内感染研修会(年4回)を含む)
- ・院内合同研究会(年2-3回)
- ・クリニカルパス大会(年1回)
- ・各科又は数科連合の抄読会、勉強会(症例検討会)
研修プログラムの管理運営体制
臨床研修の効果的な実施と各診療科間の連絡調整を図るため、院長の諮問機関として研修管理委員会を設ける。委員会は研修計画の作成、指導体制の整備、研修医の待遇、研修評価について調査審議する。審議内容は幹部会に報告し承認を得る。
プログラムの終了の規定
研修委員会はプログラム責任者から報告を受けた「臨床研修の目標の達成度判定票」及び研修を実際に行った期間や医師としての適性を考慮し、研修修了認定の可否を評価する。研修修了が認められた者には修了証を交付する。
研修医の待遇、職務規定
待遇
身分: 岸和田市会計年度任用職員(フルタイム)
給与: 年額 1年次5,830,000円 2年次6,951,000円
金額は当直代・賞与等を含む(当直回数により増減あり)令和5年度実績を参考にしています。
休暇: 年次有給休暇 13日
夏期休暇 4日(年次有給休暇と合わせての連続取得可)
社会保険・労働保険・公的年金保険: あり
労働者災害補償保険: あり
医師賠償責任保険の扱い: 病院自体の加入あり、個人加入任意
宿舎: あり(民間マンション借り上げ、宿舎利用費20,000円/月+共益費、光熱水費、徒歩3分)
図書室: あり
インターネット利用環境: 可(場所/医局等)
学会・研究会への参加費用支給: あり
職務規程
臨床研修期間中は当院の就業規則を適用する。その他、分限、懲戒及び災害補償等、その他の勤務条件については、会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則に定めるところによる。
募集定員
5名/年
連携協力施設・病院
医療法人桐葉会 木島病院
医療法人爽神堂 七山病院
りんくう総合医療センター
大阪公立大学医学部附属病院
医療法人出水クリニック
医療法人良秀会 藤井病院
医療法人吉栄会 吉川病院
社会医療法人慈薫会 河崎病院
医療法人晋救館 和田病院
医療法人阪南会 天の川病院