がんゲノム医療部門

がんゲノム医療

一人ひとり異なるがんの特徴を、多数の遺伝子を同時に調べる「がん遺伝子パネル検査」を行うことで明らかにし、各患者に合わせた治療を行う医療を、がんゲノム医療と呼びます。がん遺伝子パネル検査を行い遺伝子変異が判明した場合、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)や、がんゲノム医療の専門家による協議(エキスパートパネル)により治療薬が提案されます。ただし、治療薬が見つかる可能性はまだ低く、1~2割程度と言われています。

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遺伝性腫瘍外来(ゲノム診療室)

    

2024.6.1現在、院内対診のみ対応しています(院外からの紹介等は受け付けておりません)

日本人の約2人に1人はがんを発症するつまりがんになると言われています。そのうち5-10%の患者さんでは生まれ持った体質が、がんを発症することと関係していることが知られていて、遺伝性腫瘍と呼ばれます。代表的なものに遺伝性乳がん卵巣がん症候群、リンチ症候群などがあります。
当院ではゲノム診療室と呼ばれる遺伝に関わる診療を行う部門があり、この部門で遺伝性腫瘍を扱っています。院内の全ての科と連携して診療を行います。また、臨床遺伝専門医、遺伝性腫瘍専門医、遺伝カウンセラーが役割を分担して診療に当たります。自費診療の場合と保険診療の場合があります。
遺伝性腫瘍が疑われ受診を勧められた方や、遺伝性腫瘍の確定診断のため遺伝学的検査が必要な方、遺伝性腫瘍の詳細を知りたい方、血縁者が遺伝性腫瘍と診断され、自分が同じ体質を受け継いでいるのかを調べたい方などが受診されています。