頭頚部

対象疾患

咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん

診療科

耳鼻咽喉科、放射線治療科、腫瘍内科

治療の特色

咽頭がんは、発生部位により上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分類されます。上咽頭がんは手術が難しい部位のため、放射線治療が標準治療であり、抗がん剤治療が併用されることもあります。中咽頭がんと下咽頭がんでは、がんの広がりや患者の希望から、外科手術、放射線治療、抗がん剤治療が選択されます。

喉頭がんの治療方法は、がんの拡がりによって異なります。早期の場合は、放射線治療や喉頭を残す手術（喉頭温存手術）が行われます。進行している場合は、手術（喉頭全摘術）もしくは放射線治療と抗がん剤治療の併用が行われます。

甲状腺がんには、悪性度の低い分化がん（乳頭がん･濾胞がん）と悪性度の高い未分化がんがあります。分化がんの治療は手術が基本となります。未分化がんの場合は、状態に応じて手術、放射線治療や抗がん剤治療が選択併用されます。