当院集中治療室:ICU(intensive care unit)は、内科・外科の急性期重症患者が入室する。病床数は8床で、オープンフロア側にICU 4床、個室4床(CCU 3床、ICU 1床)で構成されている。内科系・外科系を問わず循環・呼吸・代謝、その他生命危篤状態にあり医療依存度の高い患者に対し、強力かつ集中的に高度医療を提供する。

施設基準は「特定集中治療管理料4」を取得し、看護体制は2：１、26名の看護師(集中ケア認定看護師、特定看護師、呼吸療法士、NST専門療法士、心不全療法士を含む)、さらに臨床工学士に医療機器管理・運用、理学療法士に早期リハビリ、管理栄養士に早期栄養介入を依頼しチーム医療を行っている。

取り扱い疾患

急性心筋梗塞、心不全、不整脈、ショック、大動脈解離などの循環器科患:、心停止、意識障害、呼吸管理の必要な病態 （急性呼吸不全、気管支喘息重積状態など）、脳卒中（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など）、代謝疾患、腎不全、心臓血管外科・外科等の術後患者、その他呼吸循環管理が必要な救急患者・重症患者、院内急変患者等。

診療実績

2023年1月－12月入室患者712名、平均在室日数3.3日、延べ入室患者数1864名。IPPV(invasive positive pressure ventilation、気管内挿管による人工呼吸器管理) 102例、NPPV(non-invasive positive pressure ventilation、非侵襲的陽圧換気) 39例、CHDF(continuous hemodiafiltration、持続緩徐式血液濾過透析) 19例、IABP(intra-aortic balloon pumping、大動脈内バルーンパンピング) 15例、PCPS(percutaneous cardiopulmonary support、経皮的心肺補助装置、V-A ECMO) 6例、アイノフロー3例（2023年11月より新たに導入）等。

医師紹介