CARRER
専門・認定看護師
専門・認定看護師
看護のスペシャリストとして、
より自分らしく、より専門性を高める。
医療の進化にともない、看護にも専門性が求められます。
一人ひとりが目標を高く持ち、さらに成長できる環境を整えています。
大阪府下の公立病院ではトップクラスの認定看護師数を誇ります。
一人ひとりの看護職員が知識・技術・態度の向上を目指し、自分のライフサイクルに合ったキャリアをデザインできるよう、看護局では専門看護師・認定看護師の資格取得を応援しています。
ひとりの力では及ばないところは、組織で支援し、資格取得をサポートします。
専門・認定看護師の主な活動内容
専門・認定看護師の会議では、実践内容、コンサルテーション内容を報告・振り返り、活発な意見交換を行います。
また研修・セミナーを企画運営し、マニュアル・ガイドラインを作成しています。
その他、スペシャリストによる合同ラウンドを行うなど、一連の活動を通じて、知識・技術をスタッフに還元し、能力開発を支援することも重要な役目です。
専門・認定看護師教育課程の実習施設
がん看護、急性・重症患者看護・慢性疾患看護3分野の専門看護師教育課程と、
感染管理、皮膚・排泄ケア、救急看護の3分野の認定看護師教育課程の実習を受け入れ、専門看護師・認定看護師の育成に協力しています。
現在活躍中のスペシャリスト(2024年1月1日現在)
専門看護師・・・4名
がん看護、急性・重症患者看護、慢性疾患看護
認定看護師・・・21名
皮膚・排泄ケア、感染管理、がん性疼痛看護、摂食・嚥下障害看護、救急看護、集中ケア、がん化学療法看護、脳卒中リハビリテーション看護、糖尿病看護、認知症看護、緩和ケア、手術室看護、がん放射線療法看護
特定看護師・・・7名
Pick Up Voice
専門看護師メッセージ
患者さんに、ご家族に、看護師たちに、
いい影響を与えられる存在に。緩和ケアセンター がん看護専門看護師
院内外の多職種と協力しながらがん患者さんやご家族へのケアを行うこと、
ともに働く看護師たちをサポートすることが、私の主な役割です。
がんであっても辛いことや我慢しなければいけないことを少しでも減らし、後悔の少ない意思決定を支えられるように日々取り組んでいます。新人看護師の皆さんには、専門看護師である私と一緒に働くことで、より質の高いがん看護を考えるきっかけにつなげたり、看護師としてのキャリアのヒントを見つけてもらえたら、とても嬉しいですね。
岸和田市民病院と患者さん、ご家族、
地域をつなぐ存在を目指して。緩和ケアセンター がん看護専門看護師
「がん診療連携拠点病院」「がんゲノム医療連携病院」として、がん患者さんとご家族の意思決定支援や、決定(希望)された治療・生活の質をできるだけ高められるよう、院内外の多職種・他部門と連携して支援しています。また、地域全体でのがん患者さんやご家族へのサポート体制を充実するための企画などに携わっています。
これからも専門的知識と理論、概念や研究結果などをブラッシュアップしつづけたいと思っています。そして、それらの知識を活用して、より質の高いケアを地域全体で効果的に提供できるよう、院内外の方々と連携していくことが目標です。
認定看護師メッセージ
放射線治療の実際を
もっと多くの看護師に知ってほしい。緩和ケアセンター 放射線療法看護認定看護師
放射線治療を受ける患者さんやご家族に対し、治療に関する意思決定支援をするほか、放射線治療の効果や有害事象についてアセスメントし、効果的な予防や症状緩和ができるように取り組んでいます。
放射線治療はがんの3大治療のひとつにも挙げられるほど一般的なものですが、その実際を知る看護師はまだまだ少ないと感じています。副作用について、治療現場について、一つひとつを知ってもらえる機会を増やし、よりよい治療環境を整えていくことが今の私の目標です。
災害時にも対応できる環境づくりと
人材の育成を目標に。救急センター 救急看護認定看護師
時や場所を選ばず突然の病気や怪我をした患者さんが来られる救急の医療現場で、病状を理解し、適切な判断と最適な援助ができるように日々励んでいます。また、看護師や看護学生を対象に心肺蘇生などの指導や急変時の対応について指導を行うほか、災害看護の知識を活かして、地震や列車事故などの災害に備えたBCP やマニュアルを作成し、災害訓練を企画・実施しています。市民のみなさんの生涯学習活動を応援するために熱中症時の対応や災害時の対応について出前講座も行っています。
今後は急変時の対応はもちろん、急変する前にその徴候を見抜くことができるスタッフの育成にさらに力を入れていくことが目標です。